中1の息子に教える株式投資の始め方

40代の兼業投資家です。2019年の秋に株式投資を始める予定の息子「くま」に、投資の心構え、決算書の読み方、ビジネスモデル等をやさしく教えます。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ビジネスモデル①  最強のビジネスモデル「独占」 

1.くま島交通の社長に必要な能力 前回の記事で出てきた「くま島交通」の社長は、ほとんど何もすることがない。 くま島の島民にとってくま島大橋は絶対に必要なものであり、代わりになるものなんて無い。船で海をわたることもできるが、あまりにも時間がか…

ビジネスモデル・・・レースの結果を予想するにはマシンの性能を知る必要がある

息子のくまが投資家としてデビューするのは今年の11月、の予定だった。 しかし村上世彰さんの「子どもの株式投資・実体験プロジェクト」に参加する予定なので、投資家デビューが早まりそうだ。 現在プロジェクト参加のために、こどもの口座開設などの準備を…

中学生とミスター・マーケット

前回(↓)の続き。 4.中学生がMr.マーケットと付き合うのはしんどいだろ 世の中には「困った人」がいる。 日によって気分の変化が大きく、感情の起伏がとても激しい 昨日は機嫌が良くて、くだらない冗談を言いながら一人で笑っていた。それなのに今日は意…

中学生が株式投資行なうことに対する反対意見

世の中には株式投資そのものについて反対する人たちがいる。 昔に比べてかなり減った気がするが、それでもまだまだ健在だ。そんな人達についての感想を去年書いた。 成人が株式投資を行なうことに対して反対する人がいるのだかから、判断力が未熟な中学生に…

うまい話は存在するかも知れない、でも回ってこない

1.うまい話は回ってこない 村上世彰さんが「子どもの株式投資・実体験プロジェクト」を開始した。中高生が株式投資を実体験する事ができる。 中高生がお金をもらって株式投資を体験する。投資が上手く行ってお金が増えたら、増えた分は自分のものになる。…

村上世彰さんの「子どもの投資教育・実体験プロジェクト」について

https://imakimi.jp/apply/ 特に投資について興味のない人でも、30歳以上の方なら「村上ファンド」という言葉を聞いたことがあるだろう。 2005年、当時のライブドア社長である堀江貴文は、フジテレビの親会社である「ニッポン放送」を買収しようとしていた。…

プレミアグループ、MSワラントのゴタゴタで得をしたのは誰なのか。

・・腐ってやがる・・・遅すぎたんだ・・。 3回にわたってプレミアグループの企業分析とMSワラントについて書いた。もはや旬は過ぎた。でも書きたいことは書く。 というわけで続き。 ここで、MSワラント発行のアナウンスから取り下げまで、その流れを時系列…

旬は過ぎてしまったが、MSワラントとは何かという話

MSワラントの発行をIRして株価が暴落したプレミアグループ。 株主だった私はがっかりした。だからせめて今回の事を経験として蓄積して今後に生かしたいと思った。お金は減ってしまったが、それを経験として回収できれば完全な無駄ではない。単純に忘れてしま…

プレミアグループの新規事業について

前回の記事はプレミアグループが発表している決算説明会資料をベースにグラフを作成しました。私が自分の理解のためにエクセルで作ったグラフなので、あんまり数字をきちんと入れていない事については目をつぶってください。 市場などの数字は山本潤さんとい…

MSワラントで悪名を馳せてしまったプレミアグループを買った理由

数日前はナンピン買いまでしたシステムディが、一時的だとは言えストップ高になった。その後もそこそこ上げている。この程度で売るつもりはないのだけど、実に気持ちがいい。ああ、持ち株が上がるのはなんて素晴らしいんだろう。 ちょっと前に主力の持ち株で…

キャッシュフロー計算書は「本当のお金」の流れを示す

決算書の読み方入門編シリーズもようやくキャッシュフロー計算書のところまで来た。重要だけど地味な話が続く。中学生向けに噛み砕いて説明しているつもりなんだが、息子がちゃんと読んでくれているか不安だ。 だからもう一度念を押しておこう。 「決算書を…

損益計算書は「期間」の成績、貸借対照表は「一瞬」の成績

さて、今日も決算書の読み方の続きを書く。 今回は損益計算書と貸借対照表の絡みについて書く。 本当は3回で終わるはずだったんだけど、キャッシュフロー計算書にはまだたどり着きそうもない。でも頑張って書く。 1年に4回、企業の決算は発表される。4回…

損益計算書は売上と、お金の配り方について書かれている

株式投資をやる人の中で、ビジネスそのものに興味がある人はどのくらいいるのだろうか? 「お金には興味がある、だけどビジネスには興味がない。いちいち決算書を読むなんて面倒な事はしたくない。手っ取り早く稼ぐ方法が知りたい。」 そう考える人は多いと…

決算書には3つの表が載っているという話から。

中学生が年に4回のテストで学力を計られるように、上場企業も年に4回の決算でその実力を公表することになる。中学生の学力を見るためには成績表を読む必要があるように、企業の実力を知るためには決算書を読む必要がある。 決算書は成績表ほどカンタンに読…