中1の息子に教える株式投資の始め方

40代の兼業投資家です。2019年の秋に株式投資を始める予定の息子「くま」に、投資の心構え、決算書の読み方、ビジネスモデル等をやさしく教えます。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

損切りできなかった4295フェイスの思い出

最近「運が良くてたまたま儲かった」話をいくつか書いた。 「運が良くてたまたま」はそんなに続かない。だから損をした話もたくさんある。たくさんありすぎて覚えていないくらいだ。 そのなかでも最大級の損をたたき出したのが、今回書く「フェイス」という…

株主優待券目的の投資とタスコシステムの思い出

私は基本的に株主優待券を狙った投資はしない。その理由は以下の通りだ。 ・田舎に住んでいるので割引優待券を使う店がない。 ・欲しくないものをもらっても仕方ない。 ・株主優待券程度の金額は、日々の株価の変動ですぐ吹っ飛んでしまう。 ・株価が優待券…

世間の評判?錯覚資産?・・投資は結果が全て

オリンピックの競技には「採点競技」というものがある。 フィギュアスケート、体操、新体操、水泳の飛び込みなど、審査員がその美しさや完成度を採点して勝ち負けを決める競技だ。 フットボールや卓球など、対戦相手がいる競技は勝ち負けがはっきりする。マ…

中学校のテスト結果と企業の決算

これは、株式投資を始める中学生の息子のために、その父親が書いているブログだ。投資を始める前に知っておいてほしいことを主に書いている。中学生の子を持つ父親による、中学生のためのブログだ。 だから株式投資の基本的な事を書く。基本的なことを書いて…

「たった一人の熱狂」と、幻冬舎への投資の思い出

「たった一人の熱狂」を書いた見城徹とは、幻冬舎という出版社を創業した人だ。 幻冬舎は、劇団ひとりの「陰日向に咲く」や、堀江貴文の「多動力」、天童荒太の「永遠の仔」などのベストセラーを出版している。読んだことがある人も多いだろう。 この幻冬舎…

信用評価損益率 ・・・・信用取引は損をするのがスタンダード

今週は多くの企業が決算を出した。 私の所有している企業や監視している企業も決算を出している。 こういうときは決算の分析の記事を書くとアクセス数が増える。それはよく分かっているんだけど、できないものはできない。 決算が出るとすぐコメントや分析記…

信用取引をより理解するため、とりあえず3つのこと

前回、前々回と、信用取引について書いた。 やや信用取引の危険性ばかりを強調してしまったかもしれないが、信用取引は株取引のひとつの道具だ。上手く使えば何倍も早くお金を増やす事ができる。ちょっと危険な道具ではあるけど。 信用取引は隣の県にジェッ…

くら寿司のバイトテロと株価と空売り

くら寿司ではたらく残念な人が、ゴミ箱に捨てた魚の切り身を拾って再びまな板に載せる動画を撮影し、インスタグラムにアップした。 動画は当然のように炎上した。くら寿司を運営するくらコーポレーションは2月6日、「この動画により、お客様には大変不快で…

信用取引という劇薬

先日、息子の「くま」が私に言ってきた。 「おとうさん、来年始める株投資のことなんだけど、30万円から始めるんだよね?」 「そうだよ。あと1万5千円ほどくまが用意できればね。」 「30万円って少なすぎない?」 「!!!」 中学1年生が、月々のお小遣いが…

システムディ、1月の企業説明会資料を読んで

決算で激しく売られたシステムディ。 暴落したところをナンピン買いした、という話をちょっと前に書いた。 1月17日に機関投資家向けIRミーティングが開催され、その資料が1月21日に発表された。発表前の私の予想と、発表された内容について書きたい。 1.各…

初心者にバフェット流の投資を勧めない理由 その2

投資家として最も成功したウォーレン・バフェット。その投資方法は実にシンプルだが、初心者が真似しようとしても上手くいかない。初心者にはバフェット流の投資法を勧めない。 そんな話(↓)の続き。 nigatsudo.hateblo.jp バフェット流の投資方法を勧めな…

初心者にバフェット流の投資を勧めない理由

ウォーレン・バフェットという伝説の投資家がいる。 バフェットは幼い頃からゴルフボールを拾って売るようなビジネスを始め、11歳の若さで株式投資を始めた。成長した後は投資の世界で働き始め、35歳にて「バークシャー・ハサウェイ」という繊維会社の経営権…