2023年を振り返る③・・上手くいった投資
1.2023年の総括
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
2023年の年初来パフォは+55.81%だった。運と地合いとご縁に恵まれて数年ぶりの上昇幅だったのだけど、Twitterのタイムラインでは全然目立たないレベルでもあった。
これはどう考えてもTwitterの人たちが悪い。異常者どもめ。
まあそれはともかく、いつも通り2017年のはじめを100とした年足を載せておく。
ありがたいことに年初来からほとんどマイナスに転落することなく過ごせた。2023年の下ヒゲはとても短い。
おかげでストレスの少ない、心穏やかな投資生活を過ごすことができた。
2023年はよい一年だった。
ここからは印象的な取引を見ていく。
2.INFORICH
2023年はINFORICHの年だった。
6月のはじめに初めて購入した。でも本当にモバイルバッテリーのレンタルが普及するのか確信が持てず、最初ははPFの3%を切る程度のポジションだった。
7月の半ば以降にPFの17%まで大きく買い増しした。
その理由は以前のブログに書いた通り。思い直して買い増しした一番のポイントは「ほぼ独占企業」だということ。
その頃にこんなTweetをしている。
独占ほど競争的優位性があるビジネスは存在しない。
上のチャートの赤い矢印が購入した場所。青い矢印が売却した場所。
11月の終わりに3割ほど利確した。でもまだまだPFの1位を保っている。今年値崩れしたらけっこう酷い目に合うことは間違いないんだけど、まだまだ売れない。
あと、INFORICHを買うためにパッとしない株(モビルスなど)をすべて売却出来た事もパフォーマンスに寄与した。
2.アズーム
INFORICHが入るまでずっとPFの1位だった大恩ある企業。
10月頃まで堅調に値を伸ばしていたが、その後30%近くドローダウンした。このあたりが長期投資の難しいところ。確信がないと不安になる。
私に不安はそれほどなかったが不愉快ではあった。
だからこそ買い増しした。企業業績は伸び続けているのだから。
その後株価は持ち直してきた。来年もよろしく頼みたい。
3.きずなHD
2月頃から月次の葬儀単価が回復してきて、それに伴い株価も目覚めてきた。
人間は必ず死ぬ、人口構成的に死者数は必ず増加する、店舗が増えれば件数は必ず増える。あとは単価だけ。
私のなかでは地味だが一番確実な投資先だと思ってる。
これからCOVID19による超過死亡数の揺り戻しがあるから件数は減る可能性十分あるけど、数年スパンの大きな流れだけを見て10月の下落時に少し買い増しした。
買い増しした頃にYahoo掲示板にこんな事が書かれてた。
Yahoo掲示板はけっこう楽しくて好き。
4.木村工機
木村工機は2月の中旬から買い始めた。
COVID19や猛暑の影響で空調の需要が増えている。受注残が積み上がっている。しかし建築に必要な半導体不足があって受注がこなせない。
半導体不足解消によるボトルネック消失、それによる売上増加を期待して購入した。
4月14日に上昇修正があって株価がポンッと上がった。理由は「価格改定、調達の見直し、工程の改良等による利益率向上」だった。
5月12日に4Q発表があった。
利益率は上がってるし、受注も好調、受注残も高止まりしたままだった。ただ来期予想がショボかったため株価は下がった。
ありがたく買い増しした。
10月以降は株価が軟調になった。11月10日の2Q決算の数字も上々で一瞬ストップ高になった。その後だらだら下がってきたのでまた追加した。
現在も株価はヨコヨコ。
しかしPER 6.6倍。まだまだ上を狙えると思っているんだけど、どうなるか。
5.次回予告
上手くいった話はこのくらいで。
上記4つのチャートをみると天井っぽい気もするんだけど、私はチャートなんて読めないから気にしない。来年また振り返って確認する。
次回は上手く行かなかった話を書く予定です。
そちらのほうが皆さん好きですよね?
「残酷すぎる人間法則」
去年一年で読んだ本で一番おもしろかった。
離婚率、うつ病の発症率、平均寿命を指標とした人間関係の研究から導かれる事実について書かれている。
「孤独は寿命を縮める」「義務や責任がない人間ほど不幸になりがち」「離婚のストレスは刑務所以上」「こんな口論は離婚につながる」など、なかなか興味深い。
自信を持っておすすめできます。