中1の息子に教える株式投資の始め方

40代の兼業投資家です。2019年の秋に株式投資を始める予定の息子「くま」に、投資の心構え、決算書の読み方、ビジネスモデル等をやさしく教えます。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

マークラインズの第2四半期の業績予想をしてみた

1.決算間近のマークラインズ 決算シーズンがやってきた。 私の主力銘柄であるマークラインズは、8月2日に第2四半期の決算を発表する。 マークラインズは12月決算なので、今回の第2四半期決算は1月~6月までの半年間の業績が発表されることになる。 …

さあ決算だ。その前に業績を読もう!

1.業績を読もうとする投資家 その企業の商品やサービスがいっぱい売れる。売上が伸びて利益が増える。お金がどんどんその企業に入ってくる。 そうなると株価が上昇する。 企業が存在する目的は「お金を稼ぐこと」だ。それ以外にも企業の役割はあるが、お金…

成長株の株価とシラスウナギの値段

1.シラスウナギの値段 さて、土用の丑の日となった。前回書いたようにうなぎを食べる予定はない。 でも、今日はうなぎの養殖の話の続きを書いてみたい。 上の記事に書いたとおり、うなぎの稚魚であるシラスウナギは1kgあたり180万円から360万円もするらし…

8月にスイカを買って、2月に売れ

1.土用の丑の日とうなぎ 明日、7月26日は「土用の丑の日」だ。 ますます暑くなるこの季節に夏バテ対策としてうなぎを食べる、という風習が広まったのは江戸時代だ。「玄米と味噌汁と漬物」という食生活をしていた江戸時代の人にとって、夏前に栄養価の…

うなぎの養殖と成長株

1.うなぎの稚魚 うなぎの研究をしていた友人がいる。 ご存知の方も多いと思うが、うなぎの生態は実に複雑だ。うなぎは、フィリピン近くの太平洋で産卵する。そこで孵化した稚魚がわざわざ日本まで泳いでくる。日本まで泳いできた後、淡水にも住めるように…

ジェイコム株大量誤発注事件とは

1.本当に市場にお金が落ちていた話 「マーケットで「価格のゆがみ」ができてもすぐに解消される。確実に儲かるチャンスなんだから、最初に見つけた人がそのチャンスを使ってしまう。 道に76,000円が落ちていたら誰でも拾う。同じように、マーケットに落ち…

「せどり」と「価格のゆがみ」と「投資戦略」

1.地域あたりのせどりプレイヤー 前回、せどりと裁定取引について書いた。 「ブックオフに落ちているお金を拾いに行く」のが、せどりの本質だ。安く売っているものを買って、高く売る。高く売れることを確認してから買うので、正しくやればほとんどリスク…

「せどり」と裁定取引

1.ビブリア古書堂の事件手帖 私が「せどり」という言葉を知ったのは「ビブリア古書堂の事件手帖」という小説だ。 美人で人見知りな古本屋の店長である「栞子さん」が、本に関する事件をいろいろ解決していくミステリー小説だ。シリーズ合計で600万部を超え…

システムディ 第2四半期会社説明会資料を読んで(その3)

システムディの決算分析、最終回です。 第1回と第2回は以下のリンクから見てください。 1.売上 = 顧客数 ✕ 単価 売上は、「顧客数」と「顧客あたりの売上高」をかけた数字になる。これはどんな商売でもおんなじだ。売上を増やすには、顧客数を増やすか…

システムディ 第2四半期会社説明会資料を読んで(その2)

1.会社説明会資料を読んでの疑問点 上方修正があったシステムディ。会社説明会の資料も出たのでいろいろ分析したよ、という話の続き。 会社説明会資料を読んでいくと、いくつか疑問が湧いてきた。疑問は主に資料P16の周囲から湧いてくる。 これがそのP16だ…

システムディ 上方修正と第2四半期決算の分析

1.ストップ安でナンピン買いしたシステムディ 半年前、私の持ち株であったシステムディは決算発表後にストップ安となった。同じ日にプレミアグループという企業の株もストップ安になっていたので、たった1日でお金がびっくりするくらい減った。 私はかな…