中1の息子に教える株式投資の始め方

40代の兼業投資家です。2019年の秋に株式投資を始める予定の息子「くま」に、投資の心構え、決算書の読み方、ビジネスモデル等をやさしく教えます。

2021年を振り返る⑥・・総集編

カップ焼きそばを作る人のイラスト(失敗)

1.結果として

2月に入ってもいまだに2021年を振り返っているこのシリースも今回で最後。

最終的な2021年のパフォの記録を残す。

 

年初来からの運用資産の変動は +10.74%だった。

あんまり意識していないけど、日経平均は+4.91%、TOPIXは+10.39%だからギリギリ許される範囲内だと考える事にした。目標となる+25.0%には全く届かなかったけど終わったことをああだこうだ言っても仕方ないし。

 

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2017年1月1日を100とした年足のローソクチャートはこんな感じ。

2017年は+35.4%だったのに2021年の+10.74%と上げ幅が変わらない事が心を慰める。これが複利の力だ。

 

 

2.ストックピッカーが死ぬとき

イー・ロジット、パワーソリューションズ、セゾン情報システムズ、エフアンドエムと、失敗した投資案件について4つ記事を書いた。いずれもなかなかの失敗だった。

 

私の投資スタイルは「長期のストックピッカー」だ。

 

個別株投資なんだから、ストックピッカーなのは当たり前だろ?

そう思うかもしれない。

 

ただ私は、タイミングとか、テクニカルとか、金利とか、マクロとか、センチメントとか、需給とか、そういうものを考慮せずにビジネスだけに注目する。良い企業を選んで安く買う事、それだけに労力を注ぎ込む。そんなスタイルで投資を続けてきた。

 

実際はマクロや需給も考慮した方がいいんだろうけど、あんまりよくわからない。少なくとも私にはそれをエッジになるほど極める事ができない。

 

そもそも株に注ぎ込む時間とエネルギーが足りない。私は釣りに行ったり、娘に電話したり、ねこと遊んだりするのに忙しいんだ。

投資に使える時間はすべて企業の研究に使いたい。

 

そんなスタイルなのに、投資する企業をここまで外した。

ストックピッカーが企業選択を誤った。それではお金が増える訳がない。

 

 

今年はうまくやりたい。失敗を糧にして。

 

 

3.おまけ

ここからはおまけ。

自分用メモとして、私が所有していた株の2021年のチャートを順番に張っていく。

 

・アズーム

2021年に大きく値を伸ばして、資産増大に貢献した。

8,000円を超えたところで数割を売却し、初めてテンバガーを達成する事ができた。

その後下落してきているが、現在も最大のポジションを占めている。

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・きずなHD

2021年に一番ロットを張った企業。買ったのは矢印の部分。新しい中期経営計画の発表でいったん上がったがその後は軟調。投資の結果はまだ出ていないと考えている。

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・日本リビング保証

一度も売買せずにずっとHoldしていた。順調に上げていったが1Qの決算発表を機に急落した。発表後のPTSでは上昇していたのに、まさかその後こんなチャートになるとは。

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・明豊ファシリティワークス

こちらも全く売買していない。地味だけど売ることは考えたこともなかった。

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・IPS

これもずっとHoldしてただけ。軟調ですね・・

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・システムディ

ずっと軟調なのはこちらも同じ。

2Qの上期上方修正の後(赤い矢印の場所)に投げられてたので買い増しした。しかし下期まで好調は続かず、結果的に傷をひろげた。

ビジネスとしては問題なし。特に公教育事業等で好調なのでHold継続。

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・イントラスト

3月から4月の頭あたりに購入。これもまだ結果は出ていないと考えている。

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・PR  TIMES

3,000円で買って失敗する事はまずないだろう、と思って買った。現在も3,000円を割っているけど心配はしていない。

ポジションはそれほど大きくない。これも売る必要があるとは思えない。

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その他、アートスパークHDやデジタルハーツHDも取引したが省略。

 

 

4.あとがき

2022年も既に10%くらい終了した。

ロシアがウクライナに侵攻するとか、インフレがひどくて利上げするとか、オミクロン株が流行して医療崩壊しそうになってるとか、中国の不動産バブル崩壊とか、金融増税とか、岸田ショックとか。

既に2021年の大納会からかなりのマイナスを記録している。

 

でもやることはいつもと同じ。

無駄なことを考えて、下手にガチャガチャ動かして損失を拡大させないようにする。

地道に企業分析の力を上げていきたいと思っている。

 

 

 

「海賊と呼ばれた男」

昭和初期のベンチャー企業の話としても読めます。

今ならkindleで半額。この機会に是非。