中1の息子に教える株式投資の始め方

40代の兼業投資家です。2019年の秋に株式投資を始める予定の息子「くま」に、投資の心構え、決算書の読み方、ビジネスモデル等をやさしく教えます。

失敗した投資とは何か?・・2021年を振り返る① 

頭に牛乳瓶を乗せた牛のイラスト(丑年)

1.2021年は計画未達

今年は大きく資産を増やした方が多い印象だけど、私のパフォは+11%くらいだった。大納会まであと数日間残しているが、ここから大きく動くことはないだろう。たぶん。

 

私の目標は年間+25%だ。指標がどうであれ+25%を目指す。

 

・他者との比較は自分にとって悪影響しかない。指標も他者に含まれる。

・私はプロのファンドマネージャーじゃない。他者からの評価は必要ない。

TOPIXが△40%の年に自分のパフォが△35%でも全然嬉しくない。

 

投資家の中では指数を無視したこの目標が一般的では無いことは十分承知しているが、そんな理由から絶対評価で目標を定めている。

 

で、その結果が+11%。大幅な計画未達だった。

これは原因を究明するべきだろう。

何が失敗だったのか?どういうミスを犯したのか?

 

そんな話を年末年始にかけて書いていきます。

 

 

2.そもそも投資の失敗とは何か?

投資の失敗とはお金が減ることに決まっている。

 

私が今年お金を減らした銘柄はいくつもある。

以下のチャートは主力のひとつであるシステムディ。

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株価は2020年12月30日の終値1,563円から2021年12月24日の1,291円まで-17.4%下落している。だらだら下げ続けるチャートは株主に大きな精神的な苦痛を与える。こんなだらだら下げる株を一年間持ち続ける投資家はそんなに多くないだろう。

 

一方、システムディの業績はそこまで悪くない。

12月13日に発表された決算では「会計基準の変更がなければ売上+0.4%、営利+15.8%」というそこそこの利益成長を認めている。自治体や公立学校向けのストック性の高いソフトも順調にシェアを伸ばしてきており、今後も安心できる。

新型コロナの影響があって売上が一部伸びなかった部門もあるが自治体や学校などの安定した顧客へ、スイッチグングコストが高いサービスをサブスクで提供する」というビジネスモデルは健全に機能している。

 

私は企業のビジネスモデルや業績を見て投資している。それ以外の事はあんまりよくわからない。ビジネスモデルや業績について見誤った場合、それは完全に私のミスなので反省する。

 

一方株価についてはよくわからないし、株価予想にはエネルギーを注いでいない。そのことでうまく行かなくても反省しないし、出来ない。

つまり、システムディへの投資は「反省すべき失敗」には含まれない。

 

あくまでも私の中では、です。

反省してもしなくても、お金が減っている事実は変わりませんが。

 

 

3.成功した投資、反省すべき失敗

私にとって反省すべき失敗とは、ビジネスモデルや業績を見誤った投資だ。

具体的には、イー・ロジット、パワーソリューションズ、セゾン情報システムズの3つだ。それ以外にもエフアンドエムがあるが、小ロットのためダメージは小さかった。

 

後になって振り返ると、あまりにもお粗末な失敗をしていて頭を抱えてしまう。振り返って考えると自明な事なんだけど、株を買っている時は自分の理論の甘さに全く気付いていなかった。

これは反省すべき。反省して来年以降につなげるべきだ。

 

逆に成功したと言える投資はアズーム。1年間確信を持って握る事ができたおかげで、10バガーを達成することができた。

 

そして、きずなHDは今年大きくロットを張った企業だけどまだ結果が出ていないと思っている。来年には成功した投資として記事を書きたい。

 

 

次回から具体的な話を書いていく予定です。

 

 

 

最近投資本はあんまり読んでないです。

「猫なんてよんでもこない。」という漫画。とても切ない。

ねこ好きだけでなく、子育て世代にもおすすめです。

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