次に理解するべき数字は「利益」
街に出ればさまざまなモノが目に入る。
ショップで売られている商品、様々な建築物、壁面にはられているポスター、看板、歩いている人の服や靴、走っている車や自転車、電柱に街灯、街路樹、道路を舗装しているアスファルト。
これらは全て、どこかの企業が製造して販売した商品だ。
様々な商品がこの世の中を便利に豊かにしている。
企業は、この世の中を便利に豊かにするという役目を果たしている。
・商品やサービスを生み出してこの世を豊かにする。
・雇用を創り出して人々に仕事と給料を渡す。
・新しい技術や商品を開発して文明を進める。
このように、企業には様々な役割がある。
しかし、企業にとって一番大切なことは利益を上げることだ。
利益を上げることが出来ない企業は、やがて潰れる。
どれだけ素晴らしい商品を作っていても、社会の役に立っていても、企業は利益を上げ続けなければ存続出来ない。
利益を上げることが、企業にとって一番大事な事なんだ。
株を買うことは企業を買うことだ、と前回説明した。
株を買うときは、企業の事を「紙幣印刷機」だと考えるといい。
株を買うときは、その企業の「紙幣印刷機」としての性能を確認して買うべきだ。
毎年100億円分の1万円札を印刷できる印刷機と、100万円分しか印刷できない印刷機。
それが両方共100万円で売られていた場合、どっちを買う?
毎年いくら分の紙幣を印刷できるのか?その性能を示す数字が「利益」だ。
次回はその利益の調べ方について書きます。