中1の息子に教える株式投資の始め方

40代の兼業投資家です。2019年の秋に株式投資を始める予定の息子「くま」に、投資の心構え、決算書の読み方、ビジネスモデル等をやさしく教えます。

次に理解するべき数字は「利益」

 

 

お金を見つめてニヤけている女性のイラスト

 

街に出ればさまざまなモノが目に入る。

ショップで売られている商品、様々な建築物、壁面にはられているポスター、看板、歩いている人の服や靴、走っている車や自転車、電柱に街灯、街路樹、道路を舗装しているアスファルト

これらは全て、どこかの企業が製造して販売した商品だ。

 

様々な商品がこの世の中を便利に豊かにしている。

企業は、この世の中を便利に豊かにするという役目を果たしている。

 

・商品やサービスを生み出してこの世を豊かにする。

・雇用を創り出して人々に仕事と給料を渡す。

・新しい技術や商品を開発して文明を進める。

 

このように、企業には様々な役割がある。

 

しかし、企業にとって一番大切なことは利益を上げることだ。

 

利益を上げることが出来ない企業は、やがて潰れる。

どれだけ素晴らしい商品を作っていても、社会の役に立っていても、企業は利益を上げ続けなければ存続出来ない。

利益を上げることが、企業にとって一番大事な事なんだ。

 

株を買うことは企業を買うことだ、と前回説明した。

株を買うときは、企業の事を「紙幣印刷機」だと考えるといい。

株を買うときは、その企業の「紙幣印刷機」としての性能を確認して買うべきだ。

 

毎年100億円分の1万円札を印刷できる印刷機と、100万円分しか印刷できない印刷機

それが両方共100万円で売られていた場合、どっちを買う?

 

毎年いくら分の紙幣を印刷できるのか?その性能を示す数字が「利益」だ。

 

次回はその利益の調べ方について書きます。