中1の息子に教える株式投資の始め方

40代の兼業投資家です。2019年の秋に株式投資を始める予定の息子「くま」に、投資の心構え、決算書の読み方、ビジネスモデル等をやさしく教えます。

宝くじは愚者への税金か、妄想世界へのチケットか

ヲタ芸・オタ芸のイラスト

 

 今日も気胸のチューブが肺に当たって痛い。ただ「痛いだけ」なので無視して仕事をしているが、痛みで目が覚めるのには参ってしまう。寝相が悪いのでチューブが引っ張られる。引っ張られた痛みで夜中に目が覚める。やっぱり病気なんてするもんじゃない。

 

 さて、ちょっと前に宝くじについて書いた。宝くじの期待値はとても低いし、当たる可能性はほとんどない。そんなモノを買う者は(かつての私と同じ)愚か者である。だからこそ宝くじは「愚者への税金」と呼ばれている。宝くじを買うくらいなら美味しいものを食べに行くか、あるいは株式投資をしよう。多分、そんな事を書いた。

株式投資で期待値の低いギャンブルから距離を置く -

 

そんな事を書きながらも、宝くじの「効用」は間違いなくあると考えている。宝くじを買うことでお金持ちになれる可能性はほとんどないが、妄想を楽しめるという効用はある。

 

デートの帰り道、駅前の宝くじ売り場で少額の宝くじを買って、

「これが当たったら一緒にモルジブに行こう」

という話をしてみたらどうだろう。それなりに盛り上がるんじゃないだろうか?その時の反応が微妙だった時は、その娘との付き合い方の戦略をもう一度考え直す頃合いだ。

彼女と盛り上がるのもいいし、付き合い方の戦略を考え直す機会にするものいい。いずれにしても少額の宝くじの代金は十分に元が取れる。正しいお金の使い方だと思う。

 

 

「ガッキーに告られたらどうする?」

「ガッキー」の部分には自分が中高生の頃の芸能人の名前を入れてほしい。中高生の頃、男どもでこんな話題で盛り上がった記憶はないだろうか?

 

「そんなことあるわけ無いじゃん」

と返してしまえばそこで会話は終わる。そんな事があるわけ無い、全くそのとおり。一体どこのガッキーが、そこらにいる中高生に告ることがあるだろうか。でもそんな事は話題を振って来た方も十分にわかっている。この返しはどうにも無粋だ。

 

「うん、じゃあまずガッキーに告られる可能性がどのくらいあるのか、フェルミ推定を使って考えてみようか」

こういう返しはちょっとそそられる。その内容が面白ければ盛り上がるだろうが、多少の変人扱いされるリスクは覚悟する必要があるだろう。フェルミ推定についてはいつか書きます。

 

「それは・・・、楽しそうだな。とりあえず一緒に映画とか行くかな。」「俺はTDLに行きたい」「そんな目立つ場所で芸能人とデート出来るわけがないだろ。どうせ行くんだったら温泉とかに泊まりに行きたい」「いきなり温泉に行くのか。もっとその段階までに至る過程を楽しまないと」「俺は一緒に家でDVDとか見たい。リーガル・ハイとか」「あ、それいいかも」「逃げ恥じゃないんだ?」「逃げ恥もいいけど、自分の彼女が他の男と恋愛するようなドラマ見るのはキツくないか?」「なるほど」「いや、絶対逃げ恥を見るべきだ。お前らは分かってない。嫉妬の感情こそが萌えるんだろ。眼の前にガッキーがいて、画面の中の星野源に嫉妬するなんて最高じゃないか?」「お前の趣味はマニアック過ぎてついて行けない・・」

こんな感じで、振られた話題に乗って素直に盛り上がるのが一番楽しいだろう。話題を振ったヤツだって実際にガッキーに告られる可能性があるなんて思っていないだろうし。本気になってそんな可能性があると思っているのならちょっと痛い。まあ中学生くらいまでなら本気になって考えるのも悪くないか。

 

宝くじもおんなじだ。本気になって何万円も使って当てにいくのは痛い。愚者が税金を余分に払ってる、と言われても仕方がない。でも妄想を楽しむきっかけとして少額を購入するのは悪くないと思う。

 

 

あ、私ですか?

かつてtotoくじを本気で当てにいってましたよ。

今はもう買いません。買わなくてもいくらでも妄想を楽しめるようになりましたし。

  

掟上今日子の備忘録 Blu-ray BOX