株式投資は就活に効く
ほとんどの学生は、大学や大学院を卒業した後に就職する。
家業を手伝ったり、公務員になったりする人もいるだろうが、企業に就職する学生が大多数だ。履歴書を書いたり、既に就職した先輩に会いに行ったり、面接を受けたり。1年ほどかけて就職活動して、就職する企業を決定する。
そしてすぐに仕事を辞める。
厚生労働省がH29年10月に報告した、新規大卒就職者の3年以内の離職率は32.3%だ。
ざっくり、就職した新入社員の3人に1人が3年以内に辞めている。
仕事を辞める理由はいろいろあるだろう。
希望する職種に就けなかった、職場の雰囲気がとても悪かった、人間関係に嫌気がさした、あまりにもブラックな職場だった。
このような状況は、就職する前にある程度調べることが出来る。
ネットでその企業の口コミを見たり、過去のニュースを調べたり、実際に働いている人に話を聞くことで、会社の様子をなんとなく知ることができる。
しかし、本当に企業のことをしっかりと理解するためには、その企業の数字を理解する必要がある。その企業がどのようなビジネスを行っているか、強みは何で、弱みは何か。儲かっているのか。成長する可能性はあるか。倒産する心配はないか。
これらの可能性を数字を見ながら理解すれば、企業をしっかりと理解できる。
3年以内に仕事を辞めるのは、本人にとっても企業にとっても不幸な事だ。
その時間やお金やエネルギーが有効に使われれば、本人だけでなく社会にとっても有意義だったのだ。
株式投資をやれば、企業を見る能力が身につく。
大事なお金を預ける訳だから、投資家は企業をしっかりと理解してから投資する。
就職することは、その企業に数百万円の投資を行うこと以上に重大な事だ。
それなのに、企業のことを何も理解せずに就職を決めるなんて、どうかしてる。
就職するなら、その前に株式投資を始めよう。
これは本気で勧めている。
え?私ですか?
最初に就職した会社は3年で辞めましたよ。