中1の息子に教える株式投資の始め方

40代の兼業投資家です。2019年の秋に株式投資を始める予定の息子「くま」に、投資の心構え、決算書の読み方、ビジネスモデル等をやさしく教えます。

2022年を振り返る⑥・・モビルス以外の投資について

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1.2022年の総括

既に2023年がスタートして4週間ほど経過している。

その反省はもうしばらく続きそうだけど、ここでいったん全体を振り返る。

 

Twitterでは大納会の日につぶやいたが、今年の年初来パフォは-0.05%だった。

2017年のはじめを100とした年足を載せておく。

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2022年は大発会からマイナススタートで、1月7日の時点で△7.79%まで後退していた。

週末ごとにしか集計していないが、最大ドローダウンは1月28日の△22.34%だった。

その後ゆっくりと回復して、8月19日にようやくプラスに転じた。

12月のはじめ、プラス10%のラインに一瞬だけタッチしたが、CINCの被弾もあって再び後退。大納会の日の14時頃まではプラスを維持していたが、引けたらマイ転していた。

 

2022年はなかなか厳しい一年間だった。

総括はこれで十分だろう。

 

 

2.個別の株価の動き

ここからは個別株の1年間の値動きを見ていく。

私のポートフォリオの主力から、まずはうまく行った投資先から確認する。

 

① アズーム

ポートフォリオ最主力。リバランスとか考えて9月頃に1割ほど売ったのが悔やまれる。結果から言えばアズームだけを握っていればよかった。今年になってちょっと買い戻した。

 

② IPS

ポートフォリオの主力。売買はまったく行っていない。

フィリピンの経済成長、国内の災害リスクヘッジ、社長のブルトーザーのような行動力と交渉力、海底ケーブルのアジアハブの夢など、持っている理由は複数ある。堅調だけどまだまだこんなもんじゃないでしょう、と思ってる。

 

③ ファブリカ

年間を通して堅調だった。

2021年の12月から買い始めて2,400円でNISAにも突っ込んだ。その後2,000円まで買い下がったが、最終的に1,840円まで押していた。でも年末の株価から見ると誤差の範囲内でしかない。

私が損切りルールを取り入れていないのはこういう事がよくあるから。企業を見る目に問題がなければ、株価下落はナンピンのチャンスでしかない。

企業を見る目に問題がなければ、だけど。

 

また一時期、有名垢がファブリカを買った売ったと話題になっていた。

しかし年間を通して見ればその痕跡を見つけるのは難しい。ただ淡々と株価を切り上げているだけにしか見えない。

長期では有名垢とそのイナゴの動きも小さなノイズにすぎない。このあたりが長期投資の長所だと考えてる。

 

 

④ きずなHD

私のPF全体とほぼ同じ動き。1月に急落してその後トントンまで戻してる。今後の成長に伴う評価基準の切り上げを期待。

 

⑤ 日本リビング保証

これも売買なし。会社が転換期に入っており、先が見えにくくなっている事が評価基準の引き下げにつながったか。1年間を通してずっとマイナス。2021年11月8日につけた高値、3,905円を超えるのはいつになるのか。

⑥ その他

その他は中堅クラス。PFの5~8%くらいのポジションで数銘柄売買した。

スターツ出版スターティアHD、アライドアーキテクツ、イントラスト、明豊ファシリティワークス、セルシスなどを売買した。

明豊ファシリティワークスは軟調、イントラストは1年間でトータルヨコヨコだけど、それ以外はそこそこ上手く行った。

売ったり買ったりしながら一番ながく付き合ってたシステムディは、昨年で100株を残して全部お別れした。

 

 

3.大きくお金を減らした銘柄

ここまで読むと、結構調子がいいように見える。

損をした話を期待してこのブログを読んでる方はもう脱落しただろう。

 

しかしトータルで年初来はほぼトントンだった。つまりモビルス以外にも大きくお金を減らした銘柄があるという事だ。

 

① THECOO

THECOOは損した金額ではモビルスと双璧をなしている。

下のチャートの赤い矢印がある6月の終わりから7月の半ばで買った。平均購入価格は2,050円くらいか。

そこそこ自信があったからこそ大きいポジションを取ったわけだが、結果は見るも無惨な敗北だった。

 

ビルスへの投資と違って、こちらは完全に撤退した。

11月11日の決算発表の翌日にほぼ全て売却した。リバを期待してスケベホールドしてた残りの10%も11月の終わり頃に売却した。

 

買うタイミングが悪かったというよりビジネスを見る目が無かった。

 

 

 

② CINC

CINKのポジションは中堅クラス。しかし12月の最初の方に買い始めて、同じ月の中旬にあった決算で被弾する投資効率の良さは特筆に値するだろう。薄氷の上のプラスだった年間のパフォに自らとどめを刺した投資だった。

 

決算当日のPTSと翌日に半分は投げた。残りの半分はそのまま持っている。

 

 

 

4.まとめ

・2022年はなかなか厳しい1年だった

・うまく行った投資も多かったが、負けが大きかった

 

「2022年の投資では何が起こったか?」と「どうしてこうなった?」について書いてきた。次回

は「今後どうすればいいか?」について考えている事を書きます。

 

 

「物価とは何か」

タイトルは哲学書のようだけど初心者向けに書かれていた。たとえ話を多く用いていて数式を最小限にしてるあたりとっつきやすかった。

 

何が物価を動かすのか?物価は制御できるのか?どんな方法で制御してるのか?

そんな疑問について答えています。

 

物価も結構雰囲気というか気分で変わるんだな。株価とおんなじだな。

私の感想はそんなでした。