中1の息子に教える株式投資の始め方

40代の兼業投資家です。2019年の秋に株式投資を始める予定の息子「くま」に、投資の心構え、決算書の読み方、ビジネスモデル等をやさしく教えます。

コロナショック後の銘柄③ マークラインズはHold

車を傷つけるペットの犬のイラスト

1.マークラインズはHold

気づけばマークラインズの決算が明日に迫っていた。

この会社については書くことがあまりない。Holdを続けています。

でも決算後に「思ったとおりになりました」と、後出しジャンケンになるのは嫌だ。という訳で、書くことは少ないけど先に書いておきます。

 

 

2.情報プラットフォーム事業の今後

マークラインズは情報プラットフォーム事業が売上の73.4%、利益の84.3%を占めている。その利益率は驚異の54.9%だ。

この情報プラットフォーム事業は、有料会員から1ヶ月ごとに使用料を徴収するビジネスだ。会員数が増えれば増えるほど、追加のコスト無しでその情報使用料がそのまま利益になる。KPIは当然、会員として契約した企業の数になる。

 

その企業の増加数が、以下のグラフだ。

f:id:nigatsudo:20200506154905p:plain

月によってブレはあるが、だいたい毎月15社~45社増加している。

新型コロナによるパンデミックが起きた3月も増加している。当時いちばん酷かった中国ですら、3月の1ヶ月間で5社増えていた。

 

過去にはリーマンショックの時に有料会員数が減ったという記録がある。今回のコロナショックが何年も続くようであれば減少もありうるが、まだそれを心配する状況ではない。このような状況下こそ、ストックビジネス最強なんだと思う。

 

 

3.その他のビジネス

情報プラットフォーム事業以外には、コンサルティング、人材紹介、市場予測などの事業を行っている。それぞれ利益に占める割合は5.0%、3.2%、2.7%といったところだ。

これらのビジネスはストックビジネスではない。不景気になれば人材紹介などは減少するだろう。コンサルティングは逆に増えるかもしれない。そのあたりはよくわからないが、大勢に影響するほどの数字ではないと思う。

 

 

4.今後について

マークラインズは利益率が高く、安定しており、すごくいい企業だ。決算前に不安になったことはほとんどない。

しかし、いい企業だから投資先としても良い、とは限らないのが株式投資の難しいところ。もっと上昇しそうな企業に乗り換えたほうがいいのかもしれないとも思うし、バフェットのように永久に持ち続けたいとも思う。

 

とりあえず明日の決算は持ち越す。

こんな安値で手放す気にはなれない。

 

 

 

↑ 著者である山本潤さんの考え方はとても勉強になる。

私はもう買いました。まだ 届いていないので読んではいませんが、山本潤さんなら面白くて勉強になるのは間違いない。