マークラインズ2Q決算分析・・・①
1.沖縄は雨だった
夏休み、ということで沖縄に行ってきた。
妻と、高2の娘と中2の息子の4人で家族旅行。
台風9号による風と波と雨にずっと悩まされた。「亜熱帯の青い海で泳ぐ」という目的は達せられずに終わった。
それでも久しぶりの家族旅行は楽しかった。
休みが終わって再び仕事が始まる。
まだ頭ははっきりと動いてないけど、マークラインズ2Qの分析記事を書いてみる。
2.情報プラットフォームセグメントの予想と答え合わせ
決算前に業績を予想した記事を書いた。
情報プラットフォーム事業は月次が出されている。その数字から売上や利益を予想したよ、という記事だ。
予想の答え合わせをする前に強調しておきたい。
業績予想の数字そのものより、「月次から業績を予想する方法」を理解するほうがずっと重要だ。
魚そのものより、「魚を釣る方法」を理解する方がずっと重要なように。
マークラインズを例として、月次から業績を予想する方法を具体的に書いた。
結果より方法に注目してほしいんだ。
なんだか予想が当たっていない時の言い訳をしているみたいだが。
まあ、前置きはいいとして本題に移ろう。
私は上の記事でこのように予想した。
情報プラットフォームセグメントの
売上は849百万円、営業利益は386百万円と予想する。
実際の2Qの数字は以下の通りだった。
情報プラットフォームセグメントの
売上は850百万円、営業利益は464百万円。
売上はびっくりするくらい当たっていた。
これは少しくらいドヤってもいいだろう。どやっ!
利益は私の予想より20.2%も良かった。
これは大外れだけど、予想よりもいいんだったらなんでもいい。
なんでもいいと書きながらも、大外れになった原因について現在IRに問い合わせしています。
その原因がはっきりしたらまた書きます。
3.情報プラットフォーム事業の内容
情報プラットフォーム事業について、もう少し内容に踏み込んでいく。
下はマークラインズの2019年2Q決算説明会資料だ。
そしてこれが1年前、2018年2Q決算説明資料。
残念ながら、売上高の伸び率は鈍化しているとしか言えない。
このグラフの通り契約社数は順調に伸びている。
しかし伸び率はどうしても分母が大きくなれば下がってくる。1,000社が1200社に増加すれば20%アップだが、10,000社が10,200社に増加しても2%アップにしかならない。
マークラインズもちゃんと手を打っている。
名古屋支社開設で中部圏の営業を強化し、その結果も出ている。
しかし分母が大きくなれば、成長率についてはどんどんハードルが高くなっていく。
4.それでも成長するマークラインズ
情報プラットフォーム事業については順調に伸びているが、成長率は鈍化している。
「もう成長企業じゃなくなった」
そんな風に言う投資家もいるようだ。
それでも会社全体としては成長率を維持している。
成長の理由は情報プラットフォーム事業以外の部分にある。
次回はマークラインズのその他の事業について書きます。