中1の息子に教える株式投資の始め方

40代の兼業投資家です。2019年の秋に株式投資を始める予定の息子「くま」に、投資の心構え、決算書の読み方、ビジネスモデル等をやさしく教えます。

マークラインズ2Q決算分析・・・①

健康診断の結果を見ている女性のイラスト(笑顔)

1.沖縄は雨だった

夏休み、ということで沖縄に行ってきた。

妻と、高2の娘と中2の息子の4人で家族旅行。

台風9号による風と波と雨にずっと悩まされた。「亜熱帯の青い海で泳ぐ」という目的は達せられずに終わった。

それでも久しぶりの家族旅行は楽しかった。

 

休みが終わって再び仕事が始まる。

まだ頭ははっきりと動いてないけど、マークラインズ2Qの分析記事を書いてみる。

 

 

2.情報プラットフォームセグメントの予想と答え合わせ

 決算前に業績を予想した記事を書いた。

 

情報プラットフォーム事業は月次が出されている。その数字から売上や利益を予想したよ、という記事だ。

 

予想の答え合わせをする前に強調しておきたい。 

業績予想の数字そのものより、「月次から業績を予想する方法」を理解するほうがずっと重要だ。

魚そのものより、「魚を釣る方法」を理解する方がずっと重要なように。

 

マークラインズを例として、月次から業績を予想する方法を具体的に書いた。

結果より方法に注目してほしいんだ。

 

なんだか予想が当たっていない時の言い訳をしているみたいだが。

まあ、前置きはいいとして本題に移ろう。 

 

 

私は上の記事でこのように予想した。

 

情報プラットフォームセグメントの

売上は849百万円、営業利益は386百万円と予想する。

 

 実際の2Qの数字は以下の通りだった。

 

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 情報プラットフォームセグメントの

売上は850百万円、営業利益は464百万円。

 

 売上はびっくりするくらい当たっていた。

これは少しくらいドヤってもいいだろう。どやっ!

 

利益は私の予想より20.2%も良かった。

これは大外れだけど、予想よりもいいんだったらなんでもいい。 

 

なんでもいいと書きながらも、大外れになった原因について現在IRに問い合わせしています。 

その原因がはっきりしたらまた書きます。

 

 

 3.情報プラットフォーム事業の内容

情報プラットフォーム事業について、もう少し内容に踏み込んでいく。

下はマークラインズの2019年2Q決算説明会資料だ。

 

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そしてこれが1年前、2018年2Q決算説明資料。

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残念ながら、売上高の伸び率は鈍化しているとしか言えない。

 

 

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このグラフの通り契約社数は順調に伸びている。

 

しかし伸び率はどうしても分母が大きくなれば下がってくる。1,000社が1200社に増加すれば20%アップだが、10,000社が10,200社に増加しても2%アップにしかならない。

 

マークラインズもちゃんと手を打っている。

名古屋支社開設で中部圏の営業を強化し、その結果も出ている。

しかし分母が大きくなれば、成長率についてはどんどんハードルが高くなっていく。

 

 

4.それでも成長するマークラインズ

情報プラットフォーム事業については順調に伸びているが、成長は鈍化している。

「もう成長企業じゃなくなった」

そんな風に言う投資家もいるようだ。

 

それでも会社全体としては成長率を維持している。

 

成長の理由は情報プラットフォーム事業以外の部分にある。

 

次回はマークラインズのその他の事業について書きます。

 

 

 

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