英語のはじめかた・株式投資のはじめかた
1.私はそんなに英語が得意じゃない
英語はそんなに得意じゃない。
旅行中の日常会話くらいは出来るような気がするが、文法的に正しい英語は多分話していない。簡単な英語の文章は読めるが、英語で書いてある不動産取引の契約書にハンコを押せるほど読解力に確信を持っているわけではない。
最後に海外に出かけたのは3年ほど前だ。普段の生活で英語を話す機会など皆無だし、3年前にあった少しの英語力も相当さび付いているだろう。
だから英語力について語るほど英語は使えない。
英語のスキルを磨くよりも、他に学ばなければいけない事がたくさんある。本業についての勉強もそうだし、株式投資についても学びたいことがいっぱいだ。買ったけどまだ読んでいない本は何冊も積み上がっている。ダウンロードしただけの電子書籍も多い。それらの本を先に読みたと思っている。
そんなわけで、英語を学ぶ優先順位はどうしても低くなる。必要じゃない能力っていうのは、モチベーションの問題もあってなかなか身に付かない。
などと、英語が得意じゃない言い訳を書き連ねてみた。おじさんの言い訳は何であれ醜い事は理解しているが、それでもこんな事を書いたのは理由がある。
出来ない理由は出来るようになる手段の裏返し、だからだ。
私が英語が得意じゃない理由
・英語を使う機会がない、必要性がない、だからやる気が出ない、優先順位が低い。
→ 英語を使う必要性をギリギリまで高めてやれば全て解決。
もし学生なら、夏休みや春休みがあるわけだ。その時に英語圏に行くチケットを買ってしまう。オーストラリアやニュージーランドなら安いだろう。ワーキングホリデーなんかの制度を利用するといい。
行くのはなるべく日本人が少ない都市がいい。海外に行っても日本語を話す人がいると、どうしても日本語で情報交換をすることになる。なんといっても母国語を話すのはラクだ。ラクな方に流れるのは本能であり怠惰ではない。ラクができない場所に自分を追い込まないと、本能に従ってラクをしてしまう。
だから「日本人の多い街で語学留学」は、とてもコストパフォーマンスが悪い。日本語を話す機会も増えてしまうし、語学学校の学費を払う必要まで出てくる。値段が高い割には、英語を使わなくてはいけない機会が少ないんだ。語学留学のためにバイトしてお金を貯める、なんてのは時間まで無駄になってしまう。
行くことを決めてしまったら、必要性が跳ね上がって優先順位も高くなる。行った後は更に必要性が高くなる。
あとはひたすら英語を使うだけだ。
まあ、英語が得意じゃない人に言われても説得力はないだろうけど。
2.株式投資のはじめかた
株式投資もおんなじだ。
このブログを読んでいる方で、株式投資をまだ始めていない人は少数派だと思っている。でも今回はその少数派のために書く。
株式投資は、まず始めるといい。
失っても痛くない額で始めるのはそれほど勧めない。失ったら誰かの人生の進路変更が必要なほどの大金で始めるのも駄目だ。
失っても大丈夫だけど、悔しくて苦しくて一晩眠れなくなる程度の額で始めるといい。
独身の社会人なら給料の3ヶ月分でどうだろう。学生なら30万円ほどか?
中学生のうちの息子なら3万円だ。きっと失ったら眠れなくなるはずだ。
始めると決めたらお金を貯める。欲しいものを我慢するなど、苦労して貯める経験が必要だ。ちゃんと苦労しないと、失った時もすやすや眠ってしまう。失った時にもだえ苦しむ事が大事なんだ。苦労して集めたお金のほうが、失った時は苦しい。
こうすれば株式投資への勉強の必要性が上がる。自分の中での優先順位が高くなる。決算書の読み方とか、ビジネスモデルについての地味な勉強もはかどるだろう。勉強中に、
「こんな事も知らずに大事なお金を投資していたのか・・」
と、何度もつぶやくことになる。そういう経験が大切なんだ。
前に、「バーチャル取引は無意味だ」という話を書いた。泳げるようになるためには溺れてみなくては、というのは完全に真実だ。
ぜひもう一度読んでほしい。
ラクな方に流れるのは人間の本能だ。必要性があるからこそ、努力する。努力せざるを得ない状況に自分を追い込めば、努力せざるを得ない。
3.まとめ
・必要がない知識や技術は身につかない。
・ものすごく必要な知識や技術は身につく。
・巣立ち直前のひな鳥は、飛ぶか、死ぬしかない。
・大丈夫、鳥なんだから、飛べる。
↓ 私はひたすら音読して文章を体に染み込ませる方法で英語を勉強しました。文法を学ぶという勉強方法がどうしても合わなくて。それでも大学入試センター試験で9割以上取れます。まずはこの本を読む事をおすすめします。
まあ、あんまり英語が得意(以下略)