中1の息子に教える株式投資の始め方

40代の兼業投資家です。2019年の秋に株式投資を始める予定の息子「くま」に、投資の心構え、決算書の読み方、ビジネスモデル等をやさしく教えます。

ストップ安をくらったシステムディ、その後の対応

 

価格競争のイラスト

 

相変わらずブログのアクセス数はパッとしない。

最近株価が下がったっていうニュースばかりだし、こういう時に投資を始めようっていう人が少ないのも理解できる。でも本当は、株価が下がったときほど株式投資を始めるのに適した時期はない。息子が株式投資を始めるのは今年の11月だが、その時まで下げたままでもいいかな、と思う時もある。

最終的に上がればどっちでもいい。理想を言えば、自分が持っている株だけすごく上がって、それ以外の株は暴落しているのが好ましい。まあ、そんな事はありえないのが残念なところだ。

 

さて、ブログのアクセス数がパッとしない中、年末にストップ安をくらった時に書いた記事は人気がある。所有している6つの株のうちの2つがストップ安をくらった -

やっぱりみんな、他の人が損をしている話が好きなんだろうか?その気持ち、分からないでもない。自分が損をしている時に人が儲かっている話を効くのはつらいし。

 

冗談はさておき。

結果が思わしくない時こそ、その後の対応が大切だ。株式投資で100%上手くいくなんて事はありえない。上手く行った時も行かなかった時も、自分の行動、その判断の根拠、その時の気持ちなどを振り返り、今後の糧とする。それが何よりも大事だ。

ストップ安をくらった2つの銘柄のひとつ、システムディについて書く。私がどのようなタイミングで購入し、どのようなタイミングで売却したか。そしてストップ安をくらった後の行動について、今回は書きたい。

 

 

システムディを初めて買ったのは2018年の3月中頃だ。1500円台で4回ほどに分けて買った。システムディは5月に1:2の株式分割を行っている。1500円台というのは分割前の値段なので、分割後の現在の株価で言えば1株あたり750円~770円だ。

その後5月の終わりに三分の一ほど売却した。一株760円での売却。売却理由は、他にほしい株が見つかったから。

そして8月の終わり頃、安くなったのでたくさん買い戻した。565円~635円の間での再購入。最終的な平均購入単価は647円になった。

8月の終わりから株価は順調に伸び、800円を超えるまでになっていた。そして12月の決算をきっかけにストップ安となった。

 

チャートと、自分の売買のタイミングを載せてみた。

 

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8月の終わりまでの売買のタイミングはまずまず悪くないと思う。

 

そしてチャートの書き込みにある通り、ストップ安の後に買い増しした。

 

買った株が下がった時に更に買うという行動の事を「ナンピン買い」という。安くなった時に買うので、平均購入単価は下がる。

安い価格で買う訳だから、株価が復活した場合は利益が多く出る。しかし更に株価が下がった時は、当然より大きなダメージを受ける。ナンピン買いはハイリスク・ハイリターンな行動だ。

株式投資で一般的に言われていることわざで、「下手なナンピンすかんぴん」というのがある。このことわざは、「株価が下がるのは理由があって下げているんだよ、そんな時に下手にナンピン買いすると更に株価が下がって、すごく貧乏になるよ」という意味だ。昔の人のありがたい忠告である。

 

実際、損をした時はメンタルが揺らいでしまい、すぐに取り返したくなる。そういう状態でやりがちなのが「ナンピン買い」だ。

しかし、そういう精神状態では何をやっても上手くいかない。スタイルを崩すと泥沼に沈む。ナンピン買いは、損を取り返そうという気持ちが更に大きな損を呼ぶという典型的な泥沼だ。

 

そこまで分かっていてナンピン買いをした。その理由については次回書きたい。

 

 

 

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