大学の学部は、おおまかに文系と理系に分けることができる。
もちろん音大、美大などの芸術系の学部もあるし、体育学部もある。だからすっきり2つに分けることはできない。それでもおおまかには分けることが出来る。
学部だけでなく、人間そのものを理系と文系に分類する人もいる。この分け方は、しばしば女性が、理系の男性をディスる時に使ってる気がする。
「頭は悪くないのに、コミュニケーション力が低い。恋愛下手。ファッションに興味がなく、地味。」
これが一般的に思われている理系のステレオタイプか。やや被害妄想的なのは、私がずっと理系の道を歩んできたからだろう。私は高校からずっと理系だった。今も理系でくくられる仕事に就いている。
さて、理系に分類される学部はいろいろある。理学部、工学部、薬学部、医学部、歯学部、看護学部、農学部、水産学部などか。
これらの学部は、すべて実験・実習というカリキュラムが含まれている。
確かに理学部数学科みたいな所は、なかなか実験はできない。そういう例外はある。でも理系の大学生で、ピペットひとつ持ったことがない人は居ないだろう。
それはもちろん「机上の空論だけでは学問が身につかない」という考えに基づいている。教科書に書いてあることは本当なのか?実際自分で試してみる。そうすることによって知識は確実になるし、理解も深まる。
また医学部や看護学部などの実学系の学部は、そもそも実習がないと話にならない。医学部も看護学部も、1年半ほどの臨床実習がカリキュラムに含まれている。当然、必修科目だ。実習をクリアしない限り、医師や看護師にはなれない。医師の場合、卒業した後で更に2年の研修医期間も用意されている。
ところで文系の方はどうなんだろう?特に経済学部や商学部だ。
経済学部で学んだことは無いのでよくわからないが、実習はあるのだろうか?
1週間や2週間程度のインターンシップなどもあるようだが、必修科目ではなさそうだ。そもそも2週間のインターンシップくらいでは、雰囲気を知ることくらいしかできないんじゃないだろうか?
一方、理学部、工学部、農学部などの学生は、2年生の頃から基礎的な実験を始める。最終学年ではそれぞれの選んだ教官に指導されながら、卒論を書ける程度の実験を1年間かけて行っていく。実験と研究。これこそが理系の学問の王道だ。
さて、経済学部の学生は、理系の学生と同程度の期間・熱量をかけて実習をやっているのだろうか?
自分で経験することによって分かることはたくさんある。
それは理系の学問だけでなく、経済学でも同じだろう。
大学に実習のカリキュラムがない??
ならば株式投資を行うべきだ。
為替や不動産などに投資するのも勉強になるだろうけど、やはり経済を学ぶなら企業を知りたいところだ。株式投資は、為替も不動産も全て含まれる総合的な実践場だ。
株式投資は若い時に始めるとアドバンテージが大きい、という話はたくさん書いた。大学生になればアルバイトも好きなだけできるし、種銭集めの方法はいくらでもある。株式投資をやらない理由はない。
ましてや経済学部の学生。
経済を学ぶのに株式投資をやらないなんて、おかしい。
理系側の人間として言わせてもらった。
これは挑発です\(^o^)/