中1の息子に教える株式投資の始め方

40代の兼業投資家です。2019年の秋に株式投資を始める予定の息子「くま」に、投資の心構え、決算書の読み方、ビジネスモデル等をやさしく教えます。

種銭を用意する努力

 

 

株式投資で月に2300万稼いだOLのスゴい方法!」

 

などという宣伝文句で投資の必勝法を売るサイトの広告。ネットでしばしば見かける。月に2300万円稼ぐのはスゴい、というより羨ましい。

本当であれば。

 

しかしこの宣伝文句、種銭については伝えていない。

10億円を運用しているOLが月に2300万稼ぐのは、ちっともスゴくない。

月に2.3%の上昇なんて当たり前だろう。たった1日でもそのくらい上昇することもある。もちろん下がることもある。

 

一方、100万円だけ運用しているOLが月に2300万を稼ぐのは、スゴい。というか、ほぼ無理だろう。

100万円で2300万円稼ぐためには、240%の上昇が必要になる。よほどのリスクを取らないと不可能だろうし、そんな危ない方法を知ったところで実践したくない。

 

 

株式投資はかけ算だ。

だから、元の金額である種銭の額に比例して稼ぎが決まる。少額の投資資金で大いに成功しても、その総額は高が知れている。

 

有名な兼業投資家である「エナフンさん」は、株式投資を始めるにあたって倹約に倹約を重ね、2000万円の種銭を貯めたという。

  ↓

エナフンさんの梨の木

 

やはり成功する人はやる事が徹底している。

 

 

息子に、少ない手持ちのお金から投資資金(の一部)を捻出させるのはこのためだ。株式投資の第一歩は種銭を用意することだ。それを学ばない限り、投資を学んだことにならない。

 

株式投資は楽をして金を稼ぐ方法じゃない。

努力に努力を重ねて、金を稼ぐ方法なんだ。

 

 

灯油ドロボウのイラスト