わかるようになるためには本が一番
しかし、株式投資を行うというアイデアには、なかなかの魅力を感じた。
1.株のことは何も知らない。
→ 知らないことに手を出すのはリスクが高い。
→ だから株には手を出さない。
これは筋が通っている考え方だ。
2.株のことは何も知らない。
→ 知らないことに手を出すのはリスクが高い。
→ それなら知ればいい。知ってから手を出せば安全だ。
これも筋が通っている。
もちろん私が選択したのは2番だ。
カミさんと、生まれたばかりの娘を連れて街にでかけた。行くのはやっぱり本屋さんだ。何かを体系的に知るためには、読書が一番効率がいい。
はじめの一時間半は私の時間だ。街にある大きな本屋さんに行き、株式投資関連の本棚の前に立った。株関連の本は無数にある。片っ端から内容を検討していった。
そして一時間半が過ぎた。次の一時間半はカミさんの時間だ。カミさんと待ち合わせ、母乳を十分に飲んだ娘と、おむつその他が入っているカバンを受け取った。カミさんの時間は、カミさんが一人で買い物などを楽しむ時間だ。その間、私が娘の面倒を見る。娘と一緒に、再び同じ本屋さんに行った。
ベビーカーを置いて本の選択を続けた。眠っていた娘が起きてむずかった。左腕に娘を抱きながら本の検討を続けた。再び眠ったのでベビーカーに戻した。戻したらすぐむずかる。仕方がないので娘を抱きながら、本の検討を続けた。
その時買った3冊本が、まだ家の本棚に残っている。
1.ピーター・リンチの株で勝つ
2.バフェットの銘柄選択術
3.本当は教えたくない資産運用のカラクリ
何も知らない当時の私が、この3冊を選んだセンス(あるいは運)に驚く。
ピーター・リンチとバフェットの二人を知らない投資家は居ないだろう。投資家を名乗るなら必ず押さえておかなければいけない本だ。
そして、その2人ほど有名ではないが、「本当は教えたくない資産運用のカラクリ」も名著だ。まだ読んでいない方は是非一読を勧めたい。いつか書評をこのブログに書きたい。
その後投資について読んだ本は百冊を超えている。
その7割ほどは、既に古本屋に売ってしまった。まだ家の本棚に残っている本は、読むべき価値が十分にあると判断した本だ。
この時買った本を息子にも読ませたい。
だけど、息子には読書の習慣がほとんどないんだよなあ。