中1の息子に教える株式投資の始め方

40代の兼業投資家です。2019年の秋に株式投資を始める予定の息子「くま」に、投資の心構え、決算書の読み方、ビジネスモデル等をやさしく教えます。

さあ、株式投資をはじめましょう

 

 

最近、中1の息子「くま」が、毎日のように聞いてくる。

「お父さん、株上がった?」

 

「あがったあがった」

 

その日の損益にかかわらず、毎日こんな感じに気のない返事をしていた。

もちろん息子には株式投資の知識などない。土日にも聞いてくる。

土日でも「あがったあがった。」と気のない返事をしていた。

 

しかしある日、ふと思い立って息子に聞いてみた。

「どうだ?くまも株をやってみるか?」

「やってみる」

 

即答だった。

 

「株をやるためには種になるお金がいるんだ。くまは今いくら位お金持っている?」

「640円くらい」

「うーん、640円じゃあ株は始められないなあ」

 

話はそこで終わった。

しかし、株式投資を含む経済学の知識は、いつか必ず子供に教えたい事の一つだ。

せっかく興味を持ったのに、このチャンスを逃すのはよろしくない。

 

「よし、じゃあこうしよう。いまからくまはお金を貯めなさい。3万円たまったらお父さんが27万円出す。30万円で始めるといい。30万円あれば十分株を始められるから。

くまのお小遣いは毎月いくらだ?」

「1200円」

 

うちの小遣いは年齢✕100円だ。

そのほとんどを貯金しても、3万円貯まるまで3年かかってしまう。

さすがにそんなに待てない。それでは株を教える前に親元を離れる事になる。

 

しかし、株式投資の種銭集めは絶対に経験してほしい過程だ。

そんな事を考えていたら、ちょうど実家から宅急便が送られてきた。

なかには私の母から息子あてに、お小遣いが入っていた。

中身は2000円。

 

息子は、うーーーーーーん・・と唸った。

そしてポチ袋ごと2000円を私に渡した。

 

 

そうだ。息子よ。それが正解だ。

 

 

2018年10月某日。

12歳の息子が株式投資の第一歩を踏み出した。

 

本当にマーケットに入っていくのは1年位後になるだろう。

その時までに息子に教えるべき株式投資についてのもろもろをブログにまとめていく事にした。

 

教えることは学ぶことだ。

自分自身の知識の再確認にもなるし、考えをまとめるにも役立つ。

私自身の投資にも必ず役に立つだろう。

 

それにしても、運用資産が一週間で13%も下げた週の週末にこんなブログを始める事になるなんて。