1.アズームを買った。もっと買いたかった。
アズームという企業はtwitterで知った。
大数アルファさん、という方がつぶやいていたので自分でも調べてみた。調べた結果、ものすごく有利な投資物件になるだろうという確信を持った。
アズーム株の購入はスムーズには行かなかった。時価総額が25億円くらいしかない超小型株であり、板がスカスカ。出来高もほとんどない。泡沫投資家の私が買っていくだけでも株価があがってしまう。仕方がないので1日100株、200株という単位で買い進めた。
アズームの株価は4月30日の2Q発表で跳ね上がった。
株価の上昇はありがたいのだけど、もっと買う予定だった。上げていく株価に負けじと追撃買いをしたが、ほとんど押し目がなくて困った。
分析記事を書かなかったのは、株価が下がるのを願っていたから。でも自分のブログなど株価には何の影響もない事は知っている。
だから書くことにした。
2.アズームのビジネスモデル
アズームのコアとなるビジネスは、駐車場のサブリースだ。
駐車場をオーナーから一括して借り上げて、それを利用者に又貸しする。1か月1万円で駐車場を借りてそれを利用者に2万円で貸せば、1万円儲かる。単純に言えばそれだけだ。
これだけ聞いても全く儲かるようには見えない。なぜ2万円で貸せる駐車場を1万円で借りることができるのか。オーナーが直接利用者に直接貸せば丸々2万円儲かるのに。
今回はそんなビジネスが成立する理由を書く。
3.アズームに駐車場を貸す人
マンションや大規模商業施設を建設するときは、駐車場を設置する義務がある。これは駐車場法や大規模小売店舗法などの法律で定められている。
しかしマンションに入居する人がすべて車を所有している訳ではない。入居者が車を持っていない場合、義務によって設置された駐車場は空いてしまう事になる。入居者が駐車場を借りてくれれば使用料が得られるが、空きのままだと何のお金も生まず固定資産税だけがとられていく。
そこにアズームがやってきて「月1万円でなら借ります」と言われたらどうだろう。空いたままにしておくよりずっといい。自分で借り手を見つける事ができないなら、相場より安くても貸すだろう。
法律で設置が義務化されている駐車場は必ず余りがでる。アズームはその余った駐車場を借り上げる。
3.駐車場を借りる人を見つけて、貸す
そうやって借り上げた駐車場を、利用者へ月極で貸す。
月極駐車場という商品は、その立地が価値のすべてだ。車を停めてそこから目的地まで1㎞歩くのを良しとする利用者は少ないだろう。目的地から1㎞も離れれば、利用者にとって価値は激減する。そして目的地は1人ずつ違う。
ひとりひとり違う駐車場への需要と、借り上げた「余ってる駐車場」をマッチングさせる。それがアズームの生み出す付加価値だ。
駐車場を借りたい人が見つからなかった場合、アズームにはお金が入らない。しかし駐車場のオーナーには借り賃を払わなくてはならない。その状態が続けばどんどん赤字がかさむ。
そうならないために、需要がありそうな場所の駐車場のみ借り上げる。更にweb上で駐車場検索サイトを運営して集客する。
このあたりをどのようにやっているかを、次回書きます。
筋トレする方で牛乳が嫌いでなければお勧めします。プロテイン作るより楽です。